· 

ボランティア活動に参加するためには

これからボランティアに参加される鍼灸マッサージ師の方々へ。 

現地行政から、「個人的な問い合わせの電話や飛び込みが来て対応に苦慮している」との 報告が届いております。

少しでも助けになればと熱意を込めたお電話も、現地からすれば「見知らぬ人」からの連絡。

ありがたい気持ちは持ちつつも、単発ではない、継続可能な、信頼できる機関なのかどうかわからず、対応に苦慮していらっしゃるそうです。

これら一つ一つの相談の電話も、重なれば通常業務を妨げる大きな負担になることを意識し、個人的な連絡は避けるなど、被災地行政への配慮が求められています。

どうぞご理解ください。

震災直後の混乱した状態では、個人的な縁故などを通じて現地入りした個々人の活動が、局所的なニーズに対応し、功を奏しました。                                   

真っ先に被災地へ飛び込んで活躍された全ての先生方に敬意を表します。 

現段階では、既に現地で信頼を得て、活動を継続している、または、これから継続を始める団体を通して、現地入りすることが、ボランティアの熱意を生かす最善の方法となります。

各師会もボランティアの募集を始めております。

私たち「災害鍼灸マッサージプロジェクト」も、宮城県社協を通して活動しており、岩沼市、名取市、塩竃市など各災害対策本部内での治療活動を経て、行政からも一定の評価と信頼を得ております。募集も、師会の枠を超えて行っております。(師会の募集も枠を越えて行われております)

これら団体を通じ、より組織的に治療家たちが配置されることが、現地(受け入れ側)の対応負担を 軽減する意味でも、私たちの治療を一層効果的に被災地へ行き届かせるためにも、望ましくなっております。

被災地はあまりに広範囲であり、団体も、個人も、鍼灸マッサージ業界が一丸となることで 初めて、全ての団体の枠を超えた私たち全員の共通目的である、「鍼灸マッサージという一医療分野による復興支援」が可能になるでしょう。

どうぞご理解とご協力をお願い申し上げます。